人工知能学会「物語の生成」
(追記)抄録を読みました bsfukufuki.hatenablog.com
2018/06/06 人工知能学会発表
物語生成をモジュール化できる! →各部分の分担により進展が考えられる (発表要旨中では、日本語非依存な部分が弁別できるという利点も述べられていました)
(メタファーの数が少ないのが難点ということで メタファー生成の実験を実施されたらしく(学生協力)、 こんな課題が出たら面白いだろうなーと思いました。)
メタファーの種類について、現在はチェス・迷路の二つがあるそうです。
固有名詞の変換などを生成後のあと変換で行う
次やることはコーパス形成と、メタファーの集積(メタファーについては青空文庫などを使おうと思っておられるとのことでした)
提案手法は、意外と人間と同じことをしてるのかも? というスライド。
当日あった質問
・野口様(物語論)コメント:文系の物語論でもトポロジーを指摘する人もいるので面白かったです ・現実のcomplexity はどう実現する?(メタファーの写像を現実と同等の複雑さにしていればそれはシミュレーションではないのでは?)→後編集で担っていこうと考えている(実装はまだ)
感想
・発表中に内海様もご説明されていましたが、物語生成にメタファーを持ち込むというのは従来の手法とまったく異なるアプローチなのですよね。(より正確には、従来の手法は「物語内容(story:何を語るか)の決定→物語言説(discourse:いかに語るか)の決定→文字列化」の流れで物語生成を実現しようとするので、その流れを汲まない点が新しいです。詳しくは以下の発表抄録をご覧ください) https://confit.atlas.jp/guide/event-img/jsai2018/2E2-01/public/pdf?type=in