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bookshelf of fukufuki 留学、英語、物語、よしなしごと

(備忘録)文献詳読の参考にしているサイト・辞典等(哲学・社会学系)

こんにちは。セゾン(ふくふき)です。
こっちにいると無限に日本語の書きものが恋しくなります。

というのも、インプットはこのように↑日本語・英語どちらでもできるんですが
アウトプットが徹底的に英語なので
もうめちゃくちゃフラストレーションが溜まるわけです。

というわけで(そんなときに)ぼちぼちブログ更新していきますのでよろしくお願いします!

note.com

note始めてみました!自己紹介記事のBrush-up版のせてますのでぜひ。

というわけで今日は「まとまった学術的文章を読む/書く」ときにリファレンスしているサイト・本を
書き出してみます。私は普段、社会学(質的研究)系・哲学系の論文や本を読むことが多いのですが
今回紹介するのは歴史的概念をさっとリファレンスするサイトや本が多いので
割と幅広く人文系の人にヒットするんじゃないかなと思います。

www.philosophyguides.org

哲学書の解説サイト。
もちろん百聞は一読にしかずというか、まずは原著に当たりやがれ
というお声は承知なのですが、
哲学以外の(社会学等の)領域の論文を読んでいて
あーあの概念なんだっけ、あの本なんだっけ、
という時に愛用させていただいています。

Stanford Encyclopedia of Philosophy

plato.stanford.edu

その筋には有名なSEP。
哲学科の先輩に教えていただきました。
引用とクレジットがあり、Wikipediaと比べるとかなりガチです。
通読しようとするとかなり骨ですが、哲学の歴史的な議論がある領域(領域の存在も含めて)をざっと把握したい時に便利……多分。

辞書(Mac

英語のテクニカルタームも案外ついてきてくれるので助かっています。
デフォルトで入ってて右クリックから読めるのもでかい。

心理学辞典(有斐閣

心理学辞典

社会学文献事典

縮刷版 社会学文献事典

これめっっっちゃすごい

readingmonkey.blog.fc2.com

まずは読書猿様の記事をお読みください。
これにまんまとノセられて買ったのですが、本当にすごかった。
社会学の主要著作が

  • 相互リファレンスとともに
  • 専門家の解説付きで
  • 1ページ〜2ページほどで
  • 比較的過不足なく

解説されているため、社会学の主要著作を学問としての相互連関の中に
理解できる書になっていると思います。
さらに凄いのは「一学者一著作」形式ではないこと。
重要な学者で初期/中期/後期で思想・スタイルの変化した人については
それぞれの時期の著作を取り上げてあるため
正確な理解ができます。
社会学の初学者(〜研究者?)や、その他の人文学系でこのへんの人に触れなきゃいけない場合におすすめです。
原著に触れる前のリファレンスとしてなら研究者でも実用になる……気がします。自信はありませんが。
あ、あとメルロポンティやフーコーなど社会学への影響が大きかった哲学書も解説されていますのでそのあたりにご興味のある向きも。